板東三十三ヵ所観音霊場巡礼は、鎌倉幕府三代将軍実朝の頃に成立し、巡礼も盛んになったようです。幕府成立後に源頼朝が杉本寺に観音像を寄進し、その杉本寺が1番札所になっています。板東三十三ヵ所観音霊場巡礼は、関東武士団に関係した寺院も多く、関東の広い地域に広がっています。

杉本寺|板東三十三ヵ所観音霊場一番札所
鎌倉幕府が成立される500年も前の奈良時代(天平6年:734年)に行基が開いた鎌倉最古の寺、と鎌倉市の案内板に書かれていた。板東三十三観音霊場の第一番札所にふさわしい荘厳さと共に、茅葺きの屋根や苔むした石段などに懐かしい…