面接授業|地域エネルギーと地域環境

2022年2学期の面接授業「地域エネルギーと地域環境(社会と産業コース)」を受けてきた。

1日目は、日本のエネルギー事情についてだが、特に再生可能エネルギーについてが印象的だった。

太陽光エネルギーを利用した、ソーラーパネルでの発電だが、あれを見るたびに不快に思っていた。今回、メリットだけでは無く、デメリットも教えられ、安易に設置することの危険性も分かった。

2日目は、主にバイオマスエネルギー、迫田先生の専門分野であるバイオマスエネルギーの千葉県での実習試験やベトナムでの話になった。バイオマスエネルギーの今後について、もう少し詳しく知りたかった。

エネルギー問題は、ロシアによるウクライナ侵攻という暴挙により、世界中に様々な形で影響が出ている。もっとも基本的なエネルギー問題は、各国の政治状況に大きな影響を与えている。

わずか2日間だけの授業では難しいのかもしれないが、エネルギー全体の、世界の動きなども知りたかった。太陽光発電や風力発電などいわゆる再生可能エネルギーは、設置される地理的条件で大きく違ってくる。それらは決して日本には適していないと思われる。現状、如何に対処すべきか具体的な方策については特に取り上げられなかった。

エネルギー資源に乏しいと言われてきた日本だが、千葉県周辺の採掘可能な天然ガスの埋蔵量が3,685億m³といわれ、純度も高い。開発中のガス田では約1,000億m³といわれ、現在の日本の使用量である約10億m³から思えば、100年分以上の資源があることになる。

現状日本のエネルギー施策についても知りたかった。時間が少ないことと、学習の趣旨も変わってしまうので仕方ないのだろう。

化石燃料の中でも、石炭はCO²・SOx・NOxの排出が多く嫌われている。石油は原料からの精製をへて、各種燃料や石油製品が作られる。天然ガスだけは気化すればそのまま直ぐに使える。現在オーストラリアから輸入してる圧縮液化された液化天然ガスは、海水を掛けて気化させるだけで使用できる。国産のガスはメタン99%と純度も高く、CO²・SOx・NOxの排出は石炭と石油に比べ、ガス/石油/石炭と比較し、石炭を100とすると、CO²は57/80/100、SOxは0/68/100、NOxは20~30/71/100と、クリーンなエネルギーと言われる。さらに日本周辺の海底にあるメタンハイドレードの採掘が可能になれば、日本は天然ガスが際限なく使えることになる。天候に左右されること無く、安定したエネルギーとしてのガスの採掘技術に力を入れるべきと思うが・・・。

コメントを残す