メタバース・・・?

メタバースの概念について、どう理解したら良いのか分からない。昨年に初めて聞いたときには、「メタリックな風呂場」とか「もの凄く大きなバス(乗り物)」とかを連想してしまった。

調べてみたら、メタバースって仮想空間を意味してるらしい。ゲームであったり離れた人とのコミュニケーションを、仮想空間の中で実現できることらしい。例えばビジネスでは、実際に会わなくてもアバターを通して、仮想空間内での社内を作り、会話をしたり会議が出来ると理解した。VRとは違い現実的な見えるモノの追究、というよりも、空間社会の「場」を利用する、と理解していた。

最近耳にする言葉に「メタバース社会における企業理念」とか「企業取引におけるメタバースの利用」とか、さらには「メタバース・ラブ」など・・・意味が分からなくなってきた。仮想空間の中での商取引って、ゲームソフトなどなら分かるけど、非現実な空間内での起業(法人登記とはどうするのか)と商取引って、夜逃げは楽かもしれませんが、意味が理解できない。ましてやメタバースラブなどとは・・・、本気になれば生産性はなく(国会で問題発言になりましたが)繁殖もできなくて人類滅亡になるのでは。70を過ぎたジイさんが若者のアバターを作り、広瀬すず似のアバターと、互いの現実を見ることなく仮想空間内での恋愛なら楽しいだろうが・・・。

今時の企業戦士は「メタバース=移動自由な広い世界」、のような使い方をしてる様に思える。自分自身が実際に移動しなくても、広い世界を一瞬に分身のアバターを使い移動する、そんな風にしか思えない。仮想空間って、移動手段の替わりや特定の人達が集まる「場」ではなく、あらゆる方向から情報の流れの起きてる映画のマトリックスのような・・・、と考え始めると、ますます意味不明になってしまう。

70歳を超えた老人の考える事ではないか。

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