叔母が27日に亡くなったとの連絡が夕べ届いた。東京に住む弟の所に、姪のLINEに届いたそうだ。
思えば母の弟の娘が結婚したのは、もう20年以上は経つのかな。それ以降、全くの付き合いはなかった。姪同士のつながりは続いていたようだ。
死因は10年前に発見された乳がんだという。乳がんは肺がんと共に難しいがんだが、今は生存率も伸びているようだ。なによりも、50年近くも長い間平穏に暮らしてきたことは、何とも羨ましい。
近くに住む叔父は膵臓がんで、余命宣告をされていたが、ほとんど普段と変わらぬ生活を続けていて、昨年に亡くなった。買い物で会い、頭髪が全てなくなり、異常に気付いて3年は過ぎた。余命宣告を受けていても3年以上は普通の生活が出来て、叔母の最期を看取って半年で亡くなった。自分の膵臓がんの治療にも、叔母を気遣い、在宅で過ごした。晩年の病弱な叔母の介護と通院をしていたが、叔母への想いが元気にしていたのかもしれない。
長い人生、夫婦喧嘩や事業の失敗など、大変なことも多かっただろう。その中で、互いに信じ合い助け合うことが出来た夫婦は羨ましい。
結婚から36年目で妻の肺癌末期が分かり、10ヶ月後に見送ることとなった。結婚当初からの義父母のパチンコ依存症のために、長く苦しみ、死後に妻に対する不信感から、両親と同じ墓に入ってる事で、墓参りもしなくなった。10年くらい経ち、許すとか許さないよりも、忘れることが出来るようになった。唯一許せないことは、最悪の元凶である義母が、認知症となり特養ホームでノンビリ暮らしてることだ。パチンコ依存症は怖い病気だ。家庭も仕事も、親戚間さえ壊してしまう。その反省もなく、止めることが出来ない。死ぬかボケるかするまで、周囲に迷惑をかけ続ける。
叔父や叔母達の葬儀に立ち会い、長い時間を共に過ごしていた姿が浮かび、悲しさよりも羨ましさが感じられる。
たぶん明日は何人かが家に寄るだろう。掃除をしなければならないが、身体が・・・。
老人の一人暮らし、チビ猫の散らかしたままでも良いかもしれない。誰でも歳を取ればこうなる。掃除よりも、久し振りに写経をしよう。
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