初めての運動負荷試験

初めての運動負荷試験を受けた。結果は想像以上に悪いモノだった。

放送大学のオンライン授業で『循環器の健康科学』を2021年1学期に受講した。2020年2学期では『運動と健康』を受講した。そのために身体活動の強度(メッツ:METs)に対しての多少の知識はあった。何の知識も無ければ、そうですか、だけで終わったかもしれない。

3.2METs、脈拍数107(回/分)・・・この結果は、76歳・拡張型心筋症の女性(14.0ml/kg/min:4.0METs)よりも低い。

高齢者でも運動によって体力は高まると学んだのだが・・・、実際に自分のAT(嫌気性代謝閾値)がハッキリ示されると、相当にショックだった。少なくても5METs以上はあると思っていた。思えば60歳以降、特に妻の看護で全く動かずに90kg代にまで成り、葬儀以後8年間は運動などほとんどしなかった。最近は散歩さえほとんどして無かった。この結果は仕方ないのかもしれない。

女性の場合は日常的に家事をこなす事に慣れてるが、もともと動く事が嫌いで、家事もろくにしてなかった。掃除洗濯の家事をこなすだけでMETsを上げる事が出来る。それは前期で『運動と健康』で学んだ事だが、分かっていても出来ないモノだ。実際に運動負荷試験を受けて、その結果を見せられると・・・、ショックだった。

午後からの心臓リハビリでは、何とな無口に成ってしまった。午前中の結果を話して、ショックだったというと、生データを取り寄せて、師長さんや理学療法士さんなどが詳しく説明をしてくれた。説明だけでは改善はされない。

年齢と共に脈拍数が上がりにくくなり、骨格筋のミトコンドリアの機能が低下して筋肉に取り込む酸素量が減ってくる。狭心症で治療を受けてるので、予後寿命も何となく分かる。高齢者でもトレーニングをする事で、1回拍出量が増えて体力も高められる。まずは炊事洗濯掃除などの、家事全般の仕事かな、それだけで有酸素量の運動量に達する。

体重は98kgだった。体脂肪を減らす事で、METsは高まるそうだ。運動はきついけど、何もしなければフレイルになり、寝たきりになり、自分自身が苦しむだけだ。全く、困ったものだ。

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