初めての心臓リハビリテーション

初めての心臓リハビリに行ってきた。

放送大学で「循環器の健康科学」のオンライン授業を受けていたので、あの授業の中で述べられているのは理想論だと思っていた。実際に受けてきた、県立心臓血管センターでの心臓リハビリは、授業の通りであり、内容も素晴らしい、としか言えない。

予定では5ヶ月間150日分が保険適応になる。その間に運動負荷試験が3回、適宜採血や、月の初めに体力測定もある。退院後は掛かり付け医から毎回採血をされてる。結果は聞くだけだったが、記録もあれば記録として残したいそうだ。心臓リハビリでどの様に変化していくのか、記録をしてる。

今回が初めてなのでエアロバイクをした。血圧測定の後、準備体操、エアロバイク、血圧測定、体組成計で筋肉量や体脂肪などを測る。その後、再びエアロバイク、血圧測定、クールダウンのストレッチ、次回の予約をして終了。

常に担当の看護師さんと運動療法士、その他、医師や数名の看護師さん達が全体を見ている。順に医師が声掛けに回り、状況や体調を聞いてる。担当の看護師さんも、様々な状況を聴いて記録していた。日常の行動を記録し、運動療法に活かすようだ。数日前に足を滑らせて左膝を痛めてしまった。その事を話すと、既に入院中の記録も用意されていて、左の変形性膝関節症や左肩腱板断裂のことも詳しく載っていたようで、詳しく痛めた状況を聴かれた。

終了時に今回のリハビリと、次回以降の予定などの説明を受けたので、「循環器の健康科学」で学んだ運動負荷試験と嫌気性代謝閾値について質問した。運動負荷試験はATを決定するために行われるそうだ。心拍数で閾値が分かるようになれば、自宅での有酸素運動で役立つ。必要ならば栄養士さんからの指導も受けられるそうだ。雑談の中で話した食事の事などもチェックしてたようだ。

今回のように初めての時、月初めには体組成計で測り、術後の心臓リハビリ計画表があり、それに則り行われる。記録は病院リハビリ科と、患者本人用がある。本人用ファイルにはリハビリ中に感じた看護師・理学療法士・医師の所感、測定値の注意点も書かれてる。持ち帰りファイルには、朝晩の血圧測定、運動時前後の血圧測定も記入する。5ヶ月間のあいだに、体調がどの様に変化したのかが詳しく分かる。「循環器の健康科学」の授業では、心臓リハビリの効果として、動静脈酸素較差と心拍出量を改善する事で、明らかな予後生存率の違いや、体力回復、また詳しくリハビリ中の測定で心疾患の発見にも繋がる。

保険適応は5ヶ月間150日で、週に複数回通ってる人も居るようだ。その後の希望者については、様々なリハビリのコースが用意されている。継続はしたいが、自動車で1時間近くかかる。近くに心臓血管センター駅もあるが、上毛電鉄への乗り継ぎが不便だ。状況を見て考えな変えれば。予定では退院後の5ヶ月だから、8月の6日までと成ってる。医師の判断で延長は出来るようだが。

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