労作性狭心症だって

1ヶ月くらい前から、起きたときや少し運動をすると、胸が苦しくなった。以前から胸の圧迫感はあったが、それほどキツいものではなかった。河原の土手を、運動のために自転車で走っていたら、胸を叩かれたような痛みと圧迫感を感じた。なんとなく異常を感じて、2月19日に掛かり付け医のところに行った。心電図検査をして、確かに以前とは少し波形が違うと、県立心臓血管センターへの紹介状を書いてもらった。

2月22日(月)に心臓血管センターに行き、受診。6年位前にもF 内科医院の紹介状で受診していた。F内科医院の2代目に高血圧で通っていてた。普段からほとんど患者がいないので、すぐに処方箋も書いてもらえた。近所の人たちに言わせれば、先代に比べ○○なのでダメだとは言われていた。問診中に前回の検査結果を見て、すぐに検査を受けることになった。血液検査・心電図・心エコー・胸部レントゲンなど。やはり6年前から異常はあったようだ。

担当医の元に戻ると、即刻入院してカテーテル検査を受けるように言われた。この週は予定が多かったので、来週にできないかを話したが、全く聞く耳を持たない。強引な迫力で、翌々日の検査になった。診断は、労作性狭心症

2月24日(水)、午後1時半に受付をして入院となった。娘に来てもらい、保証人となってもらう。担当医との面談で、カテーテル検査についての説明と注意事項があり、そのまま入院となった。この日から水分補給の点滴を始めた。後で聞いたのだが、心臓だけではなく、糖尿病が分かった。他にも腎機能の低下があり、点滴で十分な水分補給も必要だった。さらに肝機能障害もあった。

入院中に面白い発見があった。男性4人部屋だが、24日からの2泊3日の入院中、他の3人とは話す事は無かった。これが女性の相部屋入院とは違うところかもしれない。静かで、余計な関わりも無く、読書が出来た。ただ、これも狭心症や肝臓機能の低下のせいか、何をしても疲れて、なかなか集中できなくて眠さだけは強い。

2月25日(木)、午前10時からカテーテル検査が始まる。担当医は大変だが、患者側はただ寝てるだけ。手術台で横になり、右手首に局所麻酔して、左の腕には血圧計のバンドを巻かれた。麻酔が効いてきたら、2mmという事だが、橈骨動脈に刺してカテーテルを入れていく。時間は15分くらい。医師の技量は必要らしいが、患者側としてはこれほど楽な検査や治療は無い。術後は翌日まで、カテーテルを入れた所を圧迫してる。

カテーテル造影剤検査の結果は直ぐに出た。冠動脈の狭窄が3ヶ所で、2ヶ所は再来週早々にステント治療を行い、T字の狭窄部はステントを入れるときに再検査との事だった。ステントは、左腕を使うとの事。担当医からの説明の時に、既に治療レベルの糖尿病である事や、血液検査の結果として、腎機能や肝機能の低下もあるそうだ。思った以上に悪い結果に、少しショックだった。一週間の投薬を続け、その後に左橈骨動脈より、造影剤検査と同じようにカテーテルでステントを運び広げるそうだ。T字の狭窄部については、狭窄部前後の血圧を測り、ステントの必要があるかどうかを判断するとの事。今回の造影剤検査で測ろうとしたが、肩の部分の動脈がクネクネしすぎてて上手く進めなかったそうだ。

2月26日(金)、午前10時に退院。とうとうこの退院まで、同室の人とは全く会話をする事も無かった。互いに口をきかないという、女性では考えられない事が、男性だけの相部屋ではあるようだ。森元首相が、女性は話が長いといって女性蔑視とマスコミに騒がれ、世界に飛び火して日本IOC会長を辞任した。あれは見事にマスコミなどの扇動に思える。今回の入院と妻の入院時を比べれば、明らかに違う。それは男女の特性で仕方ない事で、女性蔑視とここまで騒ぐ必要はあったのだろうか。

という事は別にして、退院時に次の入院治療、カテーテルによるステント治療についての注意を聞く。間の1週間は指定した薬を続ける。いわゆる血液サラサラという薬を2種類飲む。傷や内出血をすると、血が止まらないという注意を受ける。1週間の投薬治療の後にステント治療になる。

高額医療費限度額認定証のことを聞いたら、70歳を超えてるので治療額の限度は決まってるそうだ。ステントを1つ入れると、100万円とネットでは書かれてた。2泊3日でカテーテル造影剤検査で、入院治療費が59,900円だった。次回も同じくらいなのか、月をまたいだから、また1ヶ月として計算される。仕方ないか、命拾いをしたのだから。

 

今回の事で、普段からの掛かり付け医は選ばなければならない。6年前に検査結果を見てれば、投薬治療でこの様な事は回避できていたかもしれない。6年前に4日間も通い、カテーテル以外のほとんどの検査をした。点滴で造影剤を入れ、心臓をキレイな影像としてみられるようにして、2ヶ所影像に見られないところがあり、心シンチを行ったら血流はあった。細かなデータはまとめたので、全て掛かり付け医に渡してその後の治療の参考にしてくださいと、大量の分厚い検査結果を預かった。それを渡し、検査内容を話した。先生は何と言ってたかと聞かれたので、大丈夫だから掛かり付けの先生の指導を仰ぐように、と言われましたと話した。大丈夫と言われたなら大丈夫、それだけで終わった。何回か処方箋をもらいに行き聞いたが、全く見てないようだった。それで信頼できないと感じて今の内科医院に替えた。心臓血管センターではハッキリと言わなかったが、問診と前回の検査結果から、即造影剤検査と進んだのは、6年前から良くは無かったという事だろう。いい加減な、周囲からも行くなと言われていたような医院を選んだのは、全く自分自身のミスだった。

カテーテルによるステント治療は、また次回に。

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