肩腱板断裂が治らない

昨年の10月頃から起きた左肩先の痛みが、3ヶ月も経つのに未だに消えない。当初は四十肩などと診断されて、70歳で四十肩だってさ、などと喜んでいたがとんでもないことだった。

50代の頃に、右肩が五十肩(肩関節周囲炎)になり、数ヶ月間苦しんだ。資格試験で駅からの往復でバスを使った。帰途にお婆さんが前方で道路を横切り始め、バスの運転手は急ブレーキを掛けて止めた。肩が動かせなかったのに、急ブレーキでとっさに右手で吊り輪を掴み、後ろにいた人達が大勢ぶつかってきた。伸びない腕を伸ばされ、強烈な痛みが起きた。治りかけていた肩の痛みが、またもや伸びてしまった。

あの時のブレーキを掛けられたときの痛みを超える、強烈な痛みが続いている。

前方と横に、45度程度しか上がらない。後ろには何とか上げられる。それ以上に困ることは、手首をひねって手をついたり、物を掴んで動かすと、肩先に、まさに激痛が走ることだ。そしてその激痛は30分以上も続いてしまう。肩先だけでは無く、背中や首から肩に掛けての凝りが出てくる。

「肩腱板断裂」日本整形外科学会

原因は何なのか、全く分からない。

10月頃から、いくらか肩先に痛みが出てきた。肩回しなどをしてたが、一向に良くならない。次第に腕に重さを感じるようになり、痛みが酷くなってきた。その時点では肩は自由に動いていたと思う。後ろで手を結んで肩回しをしたり、組んだ手を上や前にして肩を回し、肩甲骨を動かしていた。テレビで肩甲骨を動かす体操として紹介されていた。

次第に痛みが強くなってきた頃に、椅子の上で背もたれに寄りかかり、横になった。起き上がろうとしたが上手く起きられなくて、横に転がるように倒れて左手をついた。その頃から肩が上がらなくなったように思う。

総合病院に行ってレントゲンを撮り、左肩周囲炎いわゆる四十肩ですという診断を受けた。時間が掛かっても動く様になると、痛み止めの薬を処方された。肩から肘の方にも痛みが出てるということで、MRI検査も受け、頸椎のヘルニアとの診断も受けた。これは前から分かっていたことだが。

以前から変形性膝関節炎で注射を受けていた掛かり付け医に行き、再度診断を受けて、左肩腱板断裂と告げられた。まずは痛みを取り、その後の状況により手術も出来るということだった。日常の不便も無ければ、痛みが無ければそのままということらしい。注射で痛みは幾らか治まるが、1週間も経たないうちに痛みが出てきた。2回の注射の後に、正月に入り、注射が打てない状況が続いてる。

日常生活に支障を来す状況になると、一人暮らしは辛いものだ。台所での調理も、食器を洗うことも出来なくなる。腕は上がっても、手首を動かすだけで痛みが走る。掃除をするにも、部屋の片付けも、何も出来ない。一番こもることは着替えが出来ない。夜中に痛みで寝付けない。痛み止めの、消炎シップ剤も、一人では貼れない。ロキソニンゲルも、痛いところに塗ることさえ出来ない。一人暮らしの辛さかもしれない。

必要になり、手術といわれても、入院や退院後のリハビリなど、何一つ一人では出来ない。車で1時間の距離に娘がいるが、簡単に休めない仕事で、頼むことも出来ない。猫の手も借りたいとはこの事だが、本物の猫では役に立たない。

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