読書が遅くなった

一昨年の夏に軽い熱中症になった。風邪程度の頭痛と怠さが出たが、それ以上に驚いたことは、記憶が出来なくなったことだ。突然記憶が出来なくなり、文字を読む速度が急激に遅くなり、しかも読むこと自体が億劫になってきた。ハッキリと自分自身で分かるほどの記憶力の低下だった。

直ぐにかかりつけ医に行き、認知症の検査をした。精密検査では無く、かかりつけ医による簡易検査で、最初に4個の単語を覚え、15分程度様々な質問と記憶テストをした。集中していたこともあり、夏野菜20種の名前とか、目の前に出された7つの物を見て隠した後に何が有ったのかとか、ほぼ全てに間違いなく答えられた。最後に最初の4つの名前を聞かれたが、何とか思い出せて答えられた。

30パーセント間違えたり答えが出ない場合は、認知症の初期と言うことだった。30~50パーセント答えられないと、頭のCTやMRI検査を進めるそうだ。認知症の簡易検査を受けて、全く出来ないことも多いと言われた。簡易検査の結果は、一応はパーフェクトだったのだが、記憶が出来なくなったことが問題なのだが。

一時的なものかもしれないと言われたが、未だに治らない。熱中症による軽い脱水症を起こし、記憶力が落ちたのではと言うが、治らない。何よりも、集中力が弱くなった。

資格試験を受けるときに、テキストに線を引きノートなどに書くことは無かった。線を引いた文字とか、単語だけを書くと、それが写真のように思い浮かぶという記憶法を子供の頃からしてた。長期間の記憶は出来ないが、読書にはこの訓練結果は役に立ってた。速読法などは知らないが、読む速度はかなり速いほうだと思う。高校の時には読書委員として、一晩で課題図書3冊を読んで感想文を書けた。本を読むことが面倒では無かった。

一昨年以来、本を読むのが急激に遅くなった。記憶をしながら読むのに、記憶が出来ないということは遅くなり疲れも出る。数年前までは一晩で充分に読み終えてたものが、今では途中で読むのを止めてしまう、そのくらいの苦痛が有る。

今年の夏から放送大学を受けてるが、テキストの中の単語を直ぐに忘れてしまう。悪いことに、勉強も集中できずに猫と遊んだり、YouTubeを見てしまう。

まあ、もう年齢的にも70歳を過ぎれば仕方ないのかもしれないが、ある日突然記憶が出来なった恐怖心は未だに消せない。

静かに落ち着いた生活をすれば良いのだろうが、この歳になってもなお好奇心だけは衰えない。コロナの影響で外に出ることも少なくなり、誰とも話をしなくなってきた。何となく、ますます記憶力が衰えていくようで怖い。本格的に計画を立てて、放送大学に集中しよう。そうは思うのだが、何でそこまでしてまでも生き続けなければならないのかと、おかしな事を考えてしまう。

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