放送大学では基盤科目として、外国語科目が必須になってる。大学教育課程なのだから、外国語は必須なのは分かるが、選び方には気をつけた方が良いようだ。英語に限れば『英語事始め:ラジオ』『耳から学ぶ英語:ラジオ』『英語で描いた日本』『英語で読む大統領演説』の4科目がある。他に、ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語・イタリア語・スペイン語がある。
『耳から学ぶ英語:ラジオ』『英語で描いた日本』が良いといわれたが、英語は大の苦手なので『英語事始め』を最初に受講した。科目紹介で、英語の初歩とあったからだ。訳されていない本や、出来ることなら英語で少しくらいの会話が出来るようになりたいと思っていたので、基本からしっかりと学びたかった。
『英語事始め』のまえがきに「中等教育で英語を習ったのに基礎が十分に身につかなかった・・・ほとんど忘れてしまったという受講生をイメージして・・・「英文法基礎」と言えるものの・・・」と書かれていたが、我が英語の学習力はよほど悪いものらしい、全く分からない。何とか途中までの提出課題を済ませたが、テキストなどは見ずに自力でやってから、参考書やテキストを参照した。むしろテキストなどは見ない方が良かったようだ。
今日はSession8を聞いたが、全く分からない。「Session8 時制と節」だが、テキストのどの部分を見ても載ってない。構文自体は簡単なもので、たぶん中学の教科書に持ってるような短い簡単な文だ。英語が多少なりとも分かる人には面白いのかもしれないが、あまりにも飛びすぎて、しかもテキストにも載ってなくて、例文として話されても理解できない。
気晴らしに『英語で描かれた日本』を見たら、こちらの方が分かりやすい。影像で、文章も表示されて、長文でもその意味が何処に掛かってるのか分かりやすい。試験の時に辞書の持ち込みが出来るなら、この方が良かった。
英語教育は、最初の中学の時のつまずきが大きく、特に英文法が出来ない。中学の時の英語教師の質が悪すぎた。差別をする、女子の体を直ぐに触る、気に入らなければ殴る、とうとう・・・今なら相当に問題になる教師だった。実際、卒業後も評判は悪く、噂では教師の給料を賭で使ったとか、女性とを孕ませて何処かに逃げたとも聞いた。今から60年近く前だから、教師の数は足りないし子供は多いし、ましてや英語の出来る教師は少なかった。そういう事情もあったのだろうが、この最初のつまずきは大きかった。
築炉や塑性加工のために、熱力学や燃焼力学、金属学などを学ぶのに、当時は充分に書籍類もなく、苦労して英文の本を読んだ。文法など分からなくても、専門書は英英辞典とか専門用語辞典があれば、何とか読むことは出来た。後に中医学関係に興味を持ち、中国語の本を集めたが、これも中和時点があれば何とか訳せたものだ。
面白いことに、いざ英文歩をとなると、何が何だか分からなくなる。日本語で現在時制と過去時制、それの未然形と進行形と完了形で、ではどの様に変化するかとテキストに無い構文をポンポンと言われても分からない。同じ分からないなら、まだ長文の方が良い。細かい分析よりも、何が書かれていて、何が言いたい事なのかだけが分かればいい。
今日学んだSession8と9などは特に分かりにくい。もう少しこの教科については考えてもらいたい。ラジオよりも、影像で構文を示しながらの方が絶対に良い。
とにかく、何とかこの科目はやり過ごさなければ。せっかく学びたいという意欲も、基礎だというこの科目で、早々にやる気が失せてしまった。訳300もの科目の中には、なんとしても学びたい興味のある科目が多いのに、ああぁ・・・。
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