猫との生活|最後の伴侶

猫と暮らす幸せ。猫が人生最後の伴侶。

「猫が伴侶動物になった訳」の話、というサイトを見つけた。猫が伴侶動物として、現在は最も多いそうだ。猫と暮らすことで、健康になり、寿命まで延びてるとか。

一人暮らしになり、誰とも話す機会も無くなった。コロナウイルス感染の事もあるが、それ以上に年を取ると外には出にくくなるものだ。唯一の話し相手が、猫だとしても仕方ないことだ。

猫は感情を表す手法が実に上手い。犬のように体全体で表すのでは無く、幼児語のような「ミャー」「ニャー」「ウン、ミャー」とか、子供が話すように鳴きながら近づいてくる。

猫を女性にたとえるように、近づいたり離れたり、その間合いの取り方も上手い。毎日の生活の豊かさは、金銭的なものだけでは得られない。猫が常に近くに居て、互いに寄り添いながら生きていられることが、ある種の生きがいにも成っているように思う。

机に向かうとき、横で寝息を聞かせてるだけで、心が和む。猫は不思議な生き物だ。

まだ幼稚園にも入る前だったと思う。父の実家のある田舎に行くのが楽しみだった。当時は動物はほとんど放し飼いで、犬と猫をお供に、田畑の中を散歩した。犬は畦道で横になることが多かったが、猫だけはノンビリと、付かず離れず、一定の距離を保ちながら付いてきた。

田舎の、広い庭の片隅で横になると、雑草や、その雑草の株の間を小さな虫が歩いてるのがよく見えた。虫と同じような目線で、ジッと見てるのが好きだった。その間も、犬と猫は付き合ってくれてた。

鶏というのは、イタズラが好きなのか、いつも卵を取られてる腹いせなのか、ソッと寄ってきては頭をつついた。犬はそれを見てるだけだが、猫は鶏が何匹もまとまって襲ってきても、みな追い払ってくれた。庭の横を流れる小川を覗きながら、小さな魚やザリガニに話しかけてると、猫は頭をすり寄せてきて、一緒に下を眺めてた。犬は腹ばいになり、ハアハアと舌を出して、猫と話してるのを眺めてた。

物心ついたときから、犬も猫も親しい友達として共に暮らしていた。とくに猫が好きなのは、あの田舎での思い出があるからだろう。猫と暮らせることで、何もしないのに穏やかな充実感がある。

そう、やっぱり、猫が好き。

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