東洋医学系の書籍類、大きな段ボールで6個、三月兎書店に持ち込みをした。直ぐ裏の道に着きながら分からなかったのは、販売店ではなく倉庫だったから。蔵書印や個人の住所印・書き込みが有っても、需要は有るそうだ。メールでの一般的な査定金額は13,000円だった。さらに中文のテキスト類や、香港や中国国内の流通書籍も全て一緒に持っていった。全部の査定には、かなりの時間が掛かると言ってた。
娘の言うようにメルカリやヤフオクなら、検索すると分冊販売ならかなりの金額の書籍もあった。一冊で今回査定額を越える物も数点有った。金額だけならばそれらも良いのかもしれないが、こういうのは何となく嫌だ。

古書店を漁り、とんでもなく貴重な、長い間探してた本が、驚くほど安く入手できたときの喜びは、金山を堀当てた様な感激がある。
時節柄、自宅内の処理に、多くの書籍が送られて来てると言ってた。こちらは急がないし、何よりもシッカリとした古書店に流通してもらえれば、そして出来れば全集物は揃って流通してもらえれば、こちらも嬉しい。
明日は残り7割は、ヒモで括って廃棄としよう。悲しいが、事務所に積んだままで、汚れと日焼けで傷んでる。今後も読む事は無いだろうし、売れる様な状態ではない。廃棄を始めると、悲しさと想い出と、自分自身の生き方を思い起こして、なんともいえぬ慚愧の念が湧いてくるものだ。我が人生70年、本当に悔いは無かったのか、祖父の墓前に遊ぶ時に恥じる事は本当に無かったのだろうか。
…何てね。本が済んだら、次は2階の衣類と家具類かな。36年間を無かった事には出来ないが、ケジメはいつかは付けなければ。最後は自分一人で生き、一人で消えて行くのだろうから。
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