痛風-4|発症から1週間の激痛

痛風の治療で大事なのは、最初に尿酸値を下げることではない。発症から1週間くらいに、動けないくらいの激痛を取り除き、その次の段階で尿酸値を下げるというのが一般的なようです。発症中に急激に尿酸値を下げると関節の尿酸塩結晶の炎症がとれないそうだ。先ずは痛みを無くしてから尿酸値を下げることが大事。尿酸塩結晶が取れるまでに、1年から1年半は掛かるそうです。

9月11日(土)5日目

範囲は狭くなったように感じるが、相変わらず痛みがかなり強い。午前中に入浴した後にM整形外科病院に行く。

8日のM整形外科の血液検査の結果は、K総合病院と同じ10.5だった。火曜日から痛みが激しくて、ほとんど食べていなかったのだが、尿酸値は下がっていなかった。体重は95kgだったので、4kg減だった。素晴らしい・・・、のかな。

痛かったら何時でも来れば良かったのにと言われたが、そんな事ハッキリと聞き取れるほどの余裕など無かった。とりあえず尿酸値を下げるための点滴をした。急患用の診察用ベッドなので狭いと言うと、奥の控え室、というか、看護士さん達の休息室に使ったような部屋で、エアーベッドでゆったりと点滴できた。気持ちも落ち着き、痛みが薄らいで行き、眠くなった。

しかし、よく考えてみればおかしな事だ。以前から3~6ヶ月毎に、血液検査と胸部レントゲンをしてきたが、一度も尿酸値が高いと言われた事が無かったと思う。ちなみに看護婦に聞いたら、常時9.5だそうで少し高かったねって言われたが、なんか変だ。7を超えたら治療を開始した方が良いと書いてある本も有った。肝臓に異常が有る場合は、状態を見て8を超えるようならユリノームでの治療を開始する、と言うのもあった。つまりは、9.5というのは一応異常の内に入っているはずだと思う。

キータン
この時点で病院を変えるべきだったね。間違った治療法、点滴までして急激に尿酸値を下げるのは、痛みを長期化させるようだ。先ずは痛みを消し、その後に尿酸値を下げる治療と、患者の食事療法が大切な様だね。

M整形外科に対しての不信感がつのる。医師も尿酸値が高いのは、既に分かっていたのに、何らの注意も無かった。

処方
ユリノームを5日分、1日2錠で処方箋をもらった。

無理すれば仕事も出来たが、何となく何もしたく無い。足の甲の痛みだけでは無く、膝から下が重怠くて歩きにくく、動くのがただただ面倒だ。結局、午後は何もせずにTVの前でゴロゴロしていた。夜になっても痛みで眠られず、長い事インターネットで「痛風」に関してのサイトを検索した。個人のサイトの中に、同じような経験をされている方がいたので、何となくホッとした。と共に、何度も発症しているようなので、不安も出て来た。一度発症すると、再発の恐れは生涯続くのだろうか。

恕衛門
2019年現在、再発は起きていません。定期的に血液検査をしてますが、会社の定期的な検診や高血圧症治療を兼ねての検査で、尿酸値が上がってるという事はありません。好きな物を好きな時に食べてますが。

それ以上に、実は自分は専門医に恵まれていないようにも感じて、不安感が更に募る。専門医として相談が出来、迅速で納得のいく治療が出来ないようなら、この先どうなるのか。群馬県では高崎の日高病院が紹介されていたが、少し遠すぎる。

日高病院は、10年位前に行った事が有る。最上階の会議室で、漢方の勉強会があり、当時薬膳の勉強中だったので出席した事があった。担当科に関わらず、また医師だけではなく、看護士さんも時間が有る人は皆積極的に出て勉強していた。その姿に感銘した事が有った。

そういえば薬膳を学んだのだから、食餌療法で治せないか試してみる価値は有るのではないか。女性特有の病気や、冷え性・虚弱体質を主にしていたので、改めて調べ直そう。思い出した。あの時に「貴方は実証だから、今後の食生活には充分に注意しなさい」と言われていた。実証の行く先は確実な成人病だ。

9月12日(日)6日目

午前中から工場に入ったが、何となく親戚に痛風だと携帯メールしていた。バカみたいだ。痛風など自慢できる病気では無いだろうに。下半身に妙な倦怠感が有って、最近は仕事に対する意欲が涌かない。

明日納品しようと思う。それに必要な分だけ、とは言っても、実質3日分しか仕事などしていない。納めなければ困るだろう。不思議な事に、納品のことを考えると「山岡屋」のラーメンを思い出す。麺は取り立てて美味いとは思わないが、濃厚なスープは好きだ。ん・・・もしかして。そういえば、先週も納品前に3日間くらい続けてここのラーメンを食べた気がする。

プリン体とはプリン骨格を持つ物質の総称で、プリン塩基、プリンヌクレオシド、ATP などのプリンヌクレオチド、さらに核酸に含まれます。食品中では旨味の成分であり、核酸中に多く含まれます。そのため、細胞数の多いもの、細胞分裂の盛んな組織にプリン体が多くなっています。

公益財団法人 痛風財団 「食品・飲料中のプリン体含有量」より引用

この濃厚スープの旨味は、プリン体が多いのかも。骨髄からの旨味は、プリン体が多かったはずだが、という事はこのラーメン店のスープの濃厚さは本物ということになる。

9月13日(月)7日目

茨城まで納品に行く。足の状態は幾分は良くなった。真っ直ぐ立てば痛いが、改善されていた。ただし、靴を履くとやはり痛い。下と上から痛いところを押さえつけられているのだから仕方ないのかもしれない。

途中で薬を飲むために、吉野家による。「角煮キノコ丼」を食べた。決して量としては多くは無いが、十分に満腹に成った。つまり、今までが食べ過ぎだったのかもしれない。満腹に成ったのは良いが、この時にはかなり足が痛み始めていた。

運転距離約80km、運転時間1時間30分、着いた時には足が着けない位に痛くてたまらない。自宅に着いて足を見たら、赤く腫れていた。薬など効いていないのではないかと疑ってしまう。以前のひどい状態に戻ってしまった。長時間の運転は危険だ。

どうもおかしい。痛風なら1週間で痛みがほとんど消えると聞いた。もう、その1週間は過ぎたはずだ。本当に痛風なのだろうか。単に尿酸値が高かったので、痛風と思い込んでいるのではないか。夜には完全に元の状態だ。発症時のような激痛、完全なる痛風だろう。この足を切り取ってしまいたい。骨の芯から響くような、バキバキと骨が砕けるような激痛だ。

風呂に入って足を見ると、やはり右足が腫れていた。親指が反らせないし、無理すれば出来るが、痛くて突っ張っている感じがする。足底の方へつぼめようとすると、痛いという感じは余りしないが、腫れているようで曲がらない。これって本当に「痛風」なのか。

太田のK病院を薦められた。内科も外科も有るし、総合的に判断してもらえると言っていた。総合的にって、そんなのは各種検査をしていれば、医師として当然と思う。肝心なのは、治療についての患者と医師との意思の疎通だと思う。

特に今回のこの痛みを通じて、日頃の生活習慣が大事だと感じた。そんなことも当然だけど、患者としては。それが出来ないし、健康だと思えば忘れてしまう物だ。忘れて気付かない中にも、中年にもなれば病気についての危険は十分にある。それを気付かせてくれるような医師が必要なのだ。それと、自分の場合は遺伝的に癌が起き易いので、その注意も必要だ。もっとも、いつかは癌で死ぬだろうとの覚悟は出来ている。

それにしても、この痛さはいつ治るのだろう。