温泉観光実践士2018 in蒲田

第19回温泉観光士養成講座が、2018年(平成30年)11月24日(土)・25日(日)の2日間に亘り、今年も蒲田で行われた。会場は大田区産業プラザPio、土曜日の懇親会は中華料理店の弘城、昨年と同じように多くの温泉ソムリエが参加し、約8割が温泉ソムリエだったという。各地で時々会う懐かしい人達とも、再会を祝した、と言うほど何度も会うわけでは無いが、同じ趣味同士で話も弾む楽しい時間を得られた。

家元

温泉観光実践士養成講座プログラム

第1日目:11月24日(土)

大田区産業プラザPio 4Fコンベンションホール
10:30~受付
11:00~開校式・各種説明
11:10~講義① 温泉旅館 浦達雄(九州産業大学教授)
12:00~13:00  昼休み《PR》
ニセコ温泉部
温泉部 (株)HANABISHI

13:00~講義② 温泉旅館の再生 飯島賢二(飯島経営グループ代表)
13:50~14:00 休憩《PR》日本健康開発財団
14:00~講義③ ORP(酸化還元電位)の基礎知識 大河内正一(法政大学名誉教授)
14:50~15:00 休憩《PR》別府八湯温泉道名人会
15:00~講義④ 温泉の歴史 小堀貴亮(川村学園女子大学教授)
15:50~15:55 各種連絡
15:55~16:05 休憩《PR》東大温泉サークルOKR
16:05~16:10 第2部挨拶・説明
16:10~【基調講演】
『温泉の話題(つまみ食い)』 甘露寺泰雄(中央温泉研究所 顧問)
16:50~16:55 各種連絡
18:00~18:30 懇親会受付:台湾菜館弘城
18:30~21:00 懇親会

懇親会

第2日目:11月25日(日)

大田区産業プラザPio 4Fコンベンションホール
9:00~受付
10:00~10:10 各種説明
10:10~講義⑤ 改正浴場有限会社の歴史 小林千加史(大田浴場連合会事務局長)
11:00~11:10 休憩 《PR》日本温泉協会
11:10~講義⑥ 湯治体験と入浴剤 小松歩(株式会社バスクリン
12:00~13:00 昼休み 《PR》
①珠洲温泉銭湯道
②紀泉温泉修験道
13:00~講義⑦ 観光地・温泉地の活性化法 遠間和広(赤倉温泉協会会長)
13:50~14:00 休憩《PR》くまもと温泉PR隊
14:00~講義⑧ 温泉地と旅行企画 崎本武志(江戸川大学教授)
14:50~15:10 アンケート回答(随時休憩)
15:10~15:40 閉校式・認定証授与式

講義の印象

各先生方の講義内容は分かりやすく、温泉その物よりも、温泉地や温泉地への旅行や湯治体験、そして温泉に係わる歴史など、広範囲にわたる内容だった。個人的には、去年と同じ温泉ソムリエ家元の「観光地・温泉地の活性化法」と、飯島先生による「温泉旅館の再生」が最も印象に残り、また自分自身での最も興味の有る主題でも有った。

特に温泉ソムリエ家元による「温泉地・地域活性化法」は、温泉を守ってきた人達の歴史や生き方、将来への地域活性化など、最も興味の有る分野でもあり、時間があまりにも少なすぎた。来年、2019年4月21日(日)に、定山渓温泉花もみじにて『第1回温泉ソムリエ地域活性化マスター認定セミナーin定山渓温泉』が行われる。参加したいが、残念ながら遠すぎる。関東での予定があれば参加したいものだ。内容的には、たぶん地域活性化や将来の温泉地での就職を考えてる人達には有益だと思える。東京のような大勢の若い人達の居る所での開催を期待したい。