術後4日目〜7日目

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2009年9月24日

9月18日(金)  術後4日目

 9時からシャワー。午前中の回診で、極めて良好との事。いつでも退院は良いですよと言われる。そうは言われても、連休中に人が来て、彼岸とも成れば飲まなければならない。少しは飲んでも良いと言われたが、少しで治まれば良いのだが・・・。周囲を見渡しても、ベッドが開いている様なので、連休明けまで居たいと告げる。まあ、好きなだけ楽しんで、好きな時に外泊も外出もして良いとの事。まだ何となく胆嚢の有った当たりに鈍痛がある。その事が少し気に成る。

 回診時に先生に聞いた。実は術後便秘気味で、隠れて、ではないのだが、かなり菓子類や8階でのレストランでの食事もしているのに、全く下痢にならない。胆嚢摘出後は下痢に成りやすいので、食事には特に気を付けなければならないと、経験者からも言われていた。先生が言うには、それ程神経質にならなくても良いそうで、誰も下痢になるとは限らないそうだ。まあ、個人差もあるのだろうが、食に対して貪欲な方なので、下痢にならないのだろう、と自分自身で納得する。

 気が付けば、朝から下腹部の痛みが消えていた。咳き込むと脇腹の傷と胆嚢の辺りが痛む。胆嚢の有った辺りの鈍痛は、手術をしたのだから仕方ないのだろう。歩きも速くなったし、コーチ2での呼吸の練習も、この日は術前に戻った様だ。

9月19日(土)  術後5日目

臍の手術痕 もう2日間も夜が眠れない。この日は腰痛ベルトを締めていると全く普通に歩ける。ベルトを外すと、まだ何となく腹が落ち着かない様な気もする。こうまで元気になってくると、寝不足もあって早く家に帰りたくなる。フッと気付いたのだが、5年前から腰痛が始まり、3年前に動けなくなり入院までした。結局原因不明のまま退院し、持病だからと諦めていた。このしつこい腰痛が、胆嚢摘出後全く消えてしまった。腰痛は胆嚢から起きていた事なのか。胆嚢の有った辺りの鈍痛は少し有るが、脇腹の痛みも消えていた。

写真は術後4日目に写した物。臍が深いのが気に成るのだが。

 娘が午後に見舞いに来た。カアさんがお見舞いに来ないと怒っていたという。カアさんのイライラは、夜が一人になる事の不安からだろう。余り庭の広い事も良くない。また、隣の食品工場が6月で閉鎖になり、夜遅くまで煩いくらいだったのに、今は全く音もしないし暗い状態なので、今までにない恐怖心があるのだろう。

 保育園で風邪が流行っているらしく、娘も今日が一番辛い日だと言っていた。様子がおかしかったので、病室から連れ出した。まだ重症の患者もいるので、風邪でも移されたら大変だ。お見舞いの人達は、他の患者さんの事も考えて、マスク着用や手の消毒に気を付けなければいけない。このまま帰れないので、今日は家に泊まるそうだ。今夜は外泊をしようと思っていたのに、取りやめにした。この日から隠れて筋トレを始めた。娘に見つかり、病院内の筋トレは失礼だと言われてしまった。待合室で話している時に、誰かが亡くなった様で、かなりの人が集まって子供達のためによく頑張ってくれたと話していた。働くだけ働いて、孫の顔も見ないうちに亡くなるとは、何とも可哀想だ。確かに話しながらの筋トレは失礼だ。

入院中と言う事もあり、何かアクシデントが起きても直ぐに対応できるだろうと考え、少しきつい筋トレをしてみた。手術をした所が裂けないか、傷口が開いて血が飛び出さないかとハラハラしたが、異常は起きなかった。それよりも、わずかな入院にも拘わらず、大腿部に力が入らない事に驚いた。早歩きやスクワットをすると、膝や腿が力が入らずに震えてしまう。わずか数日で筋肉の衰えを感じた。医師の指導通り、術後の早い時期から歩行訓練は必要だと実感した。

回復が早くても腹圧を掛ける事は良くないそうで、腹筋などの筋トレは慎まなければならない様だ。看護師さんからも、退院しても安静は大事だといわれている。余りにも術前と変らないと、つい無理をしてしまうが、腹筋だけは注意が必要かも知れない。術後5日目には、入院前とほとんど変らない状態になるので、意識しての注意が大事だ。

9月20日(日)  術後6日目

 全く回復したといえる。何処にも痛みがない。あえて言うなら、脇腹の傷跡がまだ少し痛い様な、かなり痒い様な。少しくらい押しても、臍は痛くない。腹腔鏡下手術に臍を使うのは、いくら臍を広げても、術後に痛くないのかも知れない。

 臍は便利に使えると言っていたが、確かに筋肉が無いし、臍の下は腹膜なので、後が痛まないのだろう。

 昼過ぎに妹夫婦が来た。墓参りに来ようとしたら、入院してると聞きそのままこちらに来たとか。元気すぎて驚いていた。少し異常があると、カアさんは直ぐに病院で検査を受けさせる。その事を言うと、羨ましいと言っていた。何処か悪い所でもあるのだろうか。手遅れになってからでないと、自分は病院には行けないと言っていた。個人病院に勤めているのだから、行けないというのもおかしな事なのだが。

 この日は妹が帰ると直ぐに外泊許可を出して帰った。家で風呂に入るのが一番だ。術後4日目からは風呂も入れるらしいが、入院中はザンブリとは入れない。シャワーでは物足りない。回復が早いと、何をするために入院したのかも忘れてしまいそうだ。

9月21日(月)  術後7日目

術後10日目の臍 外泊をすると、妙に家が恋しくなり、正午頃に病院に戻り、退院をしたいと申し出た。既に先生達は、外泊から戻ると退院したくなるだろうと話していたそうだ。即退院となった。抜糸の事を聞くと、溶ける糸で皮膚の下で縫ったので、そのままで良いとの事。自然と、元の臍の形に戻る様に縫ったとか。どうやら、単孔式腹腔鏡下手術にはかなりの自信が有る様だ。先生が戻った後に看護師さんに聞いたら、外科の先生方は腹腔鏡下手術にかなり力を入れて研究しているそうだ。胆嚢の摘出くらいは、簡単すぎてしまうのだろう。

 家に戻って気付いたのだが、痛みはほとんど無くなったし、重い物を持っても咳き込んでも、胆嚢の辺りにも傷跡も全く痛まない。軽く叩くと、脇腹の傷跡が少し痛いくらいだ。腹腔鏡下手術とは、患者にとっては大変にあり難い手術法といえる。逆に、痛みがほとんど感じられないと言う事は、どの程度動いて良いのか程度が分り難い。筋肉を切った訳ではないので、無理をする気なら手術前と同じ程度に何でも出来てしまう。通常通りの生活で大丈夫と言われるが、時々無理をしてるだけに、その加減が難しい。

 参考までに9月24日(木)の臍の写真を載せた。23日には温泉に浸かり、ノンビリとしてきたが、痛みもなく実に快適だった。胆嚢摘出とは思いのほか楽な手術だ。胆石や胆嚢炎などで痛みに耐えて悩むよりは、こんな簡単な手術なら早く受けるべきだ。参考までに、10日間の入院と食事代、手術費用と投薬代金、全て合計して39,810円だった。自分の胆嚢の値段がこの程度だったのかと、少し複雑な気もする。50年以上も、もう少しで60年間も共に暮らしてきた胆嚢との手切れ金がサンキュッパとは。

 術後10日を過ぎて、困った事がある。ジーンズを履くと、ベルトの部分に臍が当たってしまう。入院中に体重が増加し、腹が大きく前に出てきた。ベルトを締めると、歩く時に臍の上の小さな突起が擦られてしまう。自然とこの部分も元に戻るらしいのだが、傷テープを貼ったり腹帯を締めなければ成らない。痛痒く成ってからテープを貼るよりも、退院してからも注意して腹帯などをしておくべきだった。

 また、胆嚢を取ると下痢に成りやすいというのも全ての人に当てはまることではないようだ。入院前に比べて便秘気味に成ってしまった。しかも食欲は以前にも増して旺盛になり、手術前の体重が93kgで有ったのに、術後10日目の体重は98kgに成った。手術をした事に気を付けて、運動不足になったのが原因と思われる。胆嚢を摘出しても、術前と術後の違いはほとんど感じられない。

 5年前から腰痛が起き始め、3年前には腰痛で2週間ほど入院した。原因が分からずに、腰痛ベルトをして現在に至っていたが、術後から腰痛が全く消えてしまった。背筋も真っ直ぐに伸ばせる様になった。パソコンの前に座ると、1時間ほどで背筋が伸びなくなっていたが、術後にはそういう事は起きていない。日常的に腹帯を使用し、時には腰痛ベルトを締めているが、目的は臍を擦らない様に保護するためだ。長年苦しんだ腰痛が消えた事が最大に嬉しい副作用で、胆嚢摘出で得た最大の効果にも思える。

 現在、胆石が有ったりポリープが有る人で、日常生活で何らかの不安を感じているなら、恐れることなく胆嚢摘出をする様に、経験から思っている。腹腔鏡下手術は素晴らしい医学技術であり、ましてや単孔式腹腔鏡下手術(SILS:シルズ)は女性のための美容上からも素晴らしい手術方法だと思う。全ての人が自分と同じ様な結果を受けられるとは限らないが、悩む事が有れば是非医師に相談する事をお薦めします。


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胆嚢摘出術入院費用

腹腔鏡下胆嚢摘出術単孔式腹腔鏡下手術(SILS)による胆嚢摘出術費用、10日間の入院と手術代及び入院中の諸費用全てで39,810円だった。脇腹や背中の痛みが胆嚢が原因なのか不明で、その検査費用MR・CTその他は含まないが、入院手術代が、思った以上に安かった。身体への負担も少なく、回復も早く、摘出後の生研もしての価格は、余りにも安いと感じた。摘出後は術前と変らぬ生活に簡単に戻れる。悩むよりも、早く手術をすれば良かったと感じた。

入院から退院までの諸費用等については、入院までの過程に書いた。