我が誇るべき日本国 

2007年もあとわずかで終わろうとしている。57年間の人生で、今年は強く記憶に残る年になりそうだ。裏切られたというか、我が国日本という国を強く恥じた年になった。食品メーカーによる偽造、社保庁の年金問題、厚生労働省の薬害肝炎、防衛省の最高幹部の汚職、更には国交省の善後策をも考えない建築基準法改正による、先の見えない不況。全ての根本はこの国の国家の姿勢に由来している。

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2008年1月1日

田舎の風景 平成19年を象徴する漢字一文字が、つい最近「偽」と決まった。食品疑惑が相次ぎ、日本人としての品格が疑われた。ところが、それ以上にショックだった事は、国民が信頼してきた国家に裏切られた、社会保険庁の年金問題が顕わになり、国民の信頼は失われた。しかも単純なミスに留まらず、社保庁職員や自治体の窓口の着服まで明るみに出た。近年、保険会社による保険金未払い問題が相次いだ事は記憶に新しい。その金額、710億円と聞いた。ところが、信頼すべき国家によるそれは、遙かに超える巨額な物だった。保険会社の未払いは、その多くが特約部分で、担当者が変わったりして見損なった事だった。社保庁のミスは、かなり以前から解っていたにも関われず訂正もされず、更には担当者による横領まで公然と行われていた。その責任の追及さえされず、不問に付す様にさせた当時の社保庁長官が、現在は国家の最高規範足るべき最高裁判所の検事にまで成ったと聞いた。グリーンピアなどの記憶も消えないうちに、国民が国家を信頼してきた社会保険でさえ、自由に使い、記録さえ失ってしまった。

 平成19年、2007年は例年と同じように始まり、同じように終わると思われた。食品偽装に怒りを覚え、社保庁問題では国家に対する信頼を失い、薬害肝炎では国家が考える人民の命の軽さに義憤も感じた。如何に怒りを感じても、まだそれらは他人事の様に思っていたのかもしれない。

 我が身に降りかかった切実な問題として、国交省の「建築基準法改正」がある。姉歯一級建築士による、耐震構造違反が起き、その対策として厳しい基準が設けられた。提出書類は倍になり、提出まで以前の数倍の時間が掛かる様になった。この改正に関しては、多くの建築士が反対し、問題点を指摘してきた。にもかかわらず、冬柴国土交通省大臣はただ厳しい基準にする事だけで違反が防げると考えた。その結果、遅々として審査が進まず、やっと景気回復の兆しが見えてきたにも関わらず、これから想像以上の不況が始まろうとしている。充分な審査期間もないのに、単純に法改正だけでなんとか成ると考えていたらしい。謝罪はしても、その責任は負う事はなく、何もすることなく自然に収まるのを待つ様に感じる。株価の低迷もアメリカのサブプライム問題と言っているが、その影響は少ないと言う。何らの対応策も考えずに、まるで思いつきの様に法改正だけをしてしまった、こういう議員大臣が今の日本を動かしている。

カタクリの花 既に昔の話しになる、先の大戦に赴いた多くの人々は、戦後の民主主義と平和国家を夢見た事だろう。命を賭して護ってきたこの国は、それ程多くの命を懸けるだけの価値があったのだろうか。弱い者を徹底的に叩き、全てを搾取しようとする、これが命を懸けて護ろうとした国なのか。

 嘗て、平和国家と平等な生活を目指し、多くの老若男女を動員して立派な国民の為の党を夢見て育ててきた人達がいた。その党が厚生労働省を握り、現在は国土交通省という巨大な官庁を握っている。最も敵対して来たはずの巨大権力の保守にすり寄ってから、急激にこの日本は変わってきた様だ。様々な問題は謝罪はされても責任は負わない。それだけではなく、防衛庁は省にまで昇格し、今憲法9条まで変えられ自衛隊が国軍として海外派遣まで行われようとしている。平和とか庶民の為とか言っても、権力を握ると如何に変わるかが良く分かった。ジダンダ踏んでも収まらないほど悔しい思いだ。

 まさに今年は「偽」そのものだ。

 怒りの中に新年を迎えた。新しい年になり、これから心静かに「遺言書」を書き換える事にする。

 改めて、子供達の教育をし直さなければならない。人を偽り、陥れ、踏みつぶしてこそ、この日本国で生きられる。そうしなければ、この国では生きていけない。人としての道を貫くには、この国から出て行かなければならない。この国には、護るべきモノは何もない事を教えなければならない。


2007年(平成19年)のニュース

食品偽造

不二家・赤福などの賞味期限切れ違反、ミートホープ・船場吉兆などの食材その物の表示義務違反、中国製食品の残留農薬や有毒物質等による食品安全性違反など。特に中国製食品の安全性に関しては、国内でさえ大変な問題になっている。日中の外交問題にすり替えられ、安全性の確保が失われないようにして貰いたい。

中国の7色に輝く河川と食品

薬害肝炎訴訟

薬害肝炎訴訟全国弁護団に問題の詳細があります。年末には、国民の声に押され、患者団体の努力により、一応の政治決着が付いたと思われる。

防衛省の最高幹部による汚職

防衛省守谷次官逮捕

守屋容疑者は、宮崎容疑者から過去8年間で約300回、計約1500万円分のゴルフ接待を受けており、北海道や九州への豪華なゴルフツアーも含まれている。大半が妻同伴で、特捜部が妻も収賄の共犯と認定し、逮捕に踏み切ったのは当然。庁から省に昇格したが、この状態では。

建築基準法改正

まだその影響は一部の業種だけだが、やがて日本のGNPを押し下げると思われる。冬柴国交大臣の、謝罪はしても仕方ないとの談話。

建築基準法改正リンク

年金記録問題

社会保険庁は年金記録問題についてと題してHPで公開しています。職員の不正によって、または無責任な記録によってペーパーでも見つからない人は、今後どのように救われるのだろうか。所詮「お上」と呼ばれる「お役人」様は偉いから、人の金は自由に使っても何も責任は取らされない。