1*1/4×40s(4.0t)用の抜き型が良くない

抜き型が悪いと、しかも前工程でズレがあると、溶接部の隙が大きくなり、時間ばかり掛かってしまうし、溶加棒も掛かり、溶接工泣かせになる。

抜き型が悪過ぎ。向うが2mmの開きになっている。通常、板厚の1/3から1/2程度が溶接しやすい。板厚と同じくらいの開きでは、溶接に掛かる時間と溶加棒を使うので、最下層の下請けとしては利益がない。本来、このサイズの場合、西沢継手の型(現在、株式会社西澤鉄工所所有)やコトブキ電器の型(現在、株式会社ツツイ所有)では、1日300個は溶接できます。この状態では250個が計算上の数量で、実際にはかなり気を遣って溶接しなければ成らず、左右の隙も違うので、疲れが大きく200個しかできない。溶接単価としても3割程度下がっているので・・・余りやりたくない、というか、ほとんど利益はない。

溶接部が広い為に、裏当てはかなり磨らなければならない。隙の開きに合わせると、バフで丁寧に磨らないと溶接部が薄くなる。5mmの開きの場合、1.5mmはプラスしなければならない。裏当ては溶接により直ぐに傷付くので、絶えず補整の為に磨るようになる。

これは枝管の裏波の状態。余り綺麗ではないが、此処まで磨り下ろしておけば、溶接部が薄くなる事はない。

曲管部の裏波。左右の形も違うし、開き具合も違う為に、片方がこうなる。余り綺麗に成るようにすると、バフで薄くなってしまうので、これで良いのかも。バフとの関係で、綺麗な裏波を作るよりも、ベッタリ幅広く付ける方が良いようだ。

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