川原湯温泉 王湯

群馬県吾妻郡長野原町川原湯 Tel:0279-83-2591

【泉質】カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉【効能】神経痛・リウマチ・胃酸過多・痔疾・糖尿病・慢性胃腸カタル・婦人病・胃弱・冷え性など

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初稿 2008年5月22日

2008年5月25日更新

川原湯温泉王湯 川原湯温泉といえば、やがてダムの底に沈む温泉街だ。その川原湯温泉には4ヶ所の共同浴場がある。川原湯温泉の紹介には必ず、笹リンドウの家紋が大きく描かれた王湯温泉が載っている。それ程王湯は、川原湯温泉を代表する立ち寄り湯だろう。

 王湯の笹リンドウの家紋が付いているのは、この温泉は源頼朝によって発見されたという逸話から来ている。また若山牧水もこの温泉と、吾妻渓谷の美しさを愛した文人であり、その温泉に入ってみたくなるのも当然だろう。「初めての川原湯温泉」でも少し書いたが、随分前からこの温泉に入りたかったのだが、ダム工事の問題などで、何とも殺伐とした雰囲気を感じて、どうしても足が向かなかった。最初の印象として、この地の人の優しい心根を感じていただけに、反対という騒動がなじめなかったのだ。今にして思えば、川原湯温泉のダム問題に関わりを持ちたかったと感じている。ノンビリとした優しさのある人達が、吾妻渓谷と同時に消えて、経済優先になってしまうのではないかと感じてしまう。とはいえ、消え去ることが確定してしまった現在、とにかく王湯に入ってみたかった。

王湯の源泉 先ずは駐車場だが、王湯前に10台足らずの駐車スペースしかない。元々は湯治客用、あるいは地元の人達用だったのかもしれない。または川原湯温泉という地理的なこともあるのか、駐車スペースは十分に確保されていない。王湯と笹湯の共同風呂は、宿泊客には宿で入浴券を貰えば無料になる。

 入って左に受付があり、おばちゃんが居たのだが、どうも時々いなくなるようだ。やはりここは湯治客用なのか、鍵の掛かるロッカーなどというものがない。貴重品は受け付けのおばちゃんに預かって貰わなければならない。入湯料300円を支払って、先ずは渡り廊下を通って露天風呂に行った。ここに来て初めてロッカーの無いことに気付いて戻ったら、もうおばちゃんがいなかった。仕方なくまた露天に行ったのだが、何というか・・・狭い・・・熱い・・・、なのに、何というか、長い間恋い焦がれていただけに、露天らしく外の景観を眺めることもなく、涙と汗で目がウルウルしてしまう。平日に行ってなのだが、この狭さでは休日ではどうなるのだろうか。せいぜい5名くらいしか入れないだろう。

川原湯温泉の新源泉 渡り廊下を戻って、渡り廊下を見て右手の階段を下りると、内湯になっている。こちらの方がまだユッタリと入れる。更衣室、とも呼べないくらいの狭い所で脱いで、階段を下りて内湯に入る。元々ぬる湯が好きなので、いくら掛け湯をして慣らしても、とんでもなくなく熱い。3本の蛇口のうち、1本が水道水で2本が温泉だ。「水を止めないでください」などと張り紙があったが、止めるというよりももう少し多く出して欲しかった。やっと会えた温泉だと、我慢をしたが、悔しいことに長時間は無理のようだった。内湯とはいっても、熱いせいか窓も開いていたし、窓自体が広いので露天風呂のような眺めも良かった。

 決して自然を愛でるというような景観ではなく、眼前にはホテルの建物の裏が見えるというもので、それがまた普段見えないところを覗いてるようで、何とも情緒を感じた。泉質も柔らかくて気持ちがよい。確かに草津の強酸性湯の後の上がり湯というだけ有り、肌には優しいようだ。一時代前のような、いつまでも入っていたい風情がある。これもやがてはダムの底に成るということで、特に近代的に改築してこなかったのが幸いしたのだろう。数分間この熱い湯に入って、長時間外を眺める。そんなノンビリとした時間を楽しめる。ここは露天風呂よりも内湯の方が良い。

坂を上がって聖天の湯 渡り廊下の下に源泉があり、80度くらいの熱湯だ。ここから直に引いているのだから、熱いのも仕方ないか。もう少し温泉の量を少なくしても良いと思うのだが、吐出量が多いので捨てるのも勿体ないので、風呂に入れてるようだ。源泉掛け流しも良いが、狭い風呂にあれだけの量を、しかもあの温度のままでは、熱いのが苦手なものには・・・いささか困ってしまう。

 せっかく王湯に来たので、ついでに完全な露天風呂である聖天の湯まで行ってきた。ここは少し上った所、聖天様の入り口にある。登り口に面した方に、脱衣所がある。その上がり口、下駄箱の所に入浴料100円を入れる箱があるだけ。

 湯は新しくできた、将来の新しい温泉街に引く源泉から引いているそうだ。遠くから引いてるのに、やはり熱い。水道水を入れるようにホースが用意されているが、使う気に成れない。周囲は見事なほどの開放感だ。ただ一つ屋根の下に湯船があるだけで、これって混浴なのだろうか。男女別に、脱衣所も浴場も分かれては居ない。誰も居ないので、この開放感は最高だ。

 改めて、川原湯温泉の良さを知った。特に立ち寄り湯、というより昔ながらの共同浴場の素晴らしさを知った。この時代遅れの素晴らしさも、もう無くなってしまう。単なる費用対効果で考えても、ダムの必要性には疑問を感じるが、それ以上にこの伝統ある温泉地が湖底に沈むことが残念だ。


八ッ場あしたの会

八ッ場あしたの会」では、八ッ場ダム計画の問題点が詳細に述べられている。治水事業には意味の無い事や、歳の水瓶との事だったが既に必要無い事、地質の問題、財政負担など、知れば知るほどこのダム計画に疑問が出てくる。

川原湯温泉情報

川原湯温泉観光協会のサイトは、必ず事前にチェック。最も信頼できる情報源です。

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