主夫業は面白い 

主夫(主婦)業は実に面白い。専業でないから面白いと言うが、約20年間は仕事の傍ら経験してきた。炊事洗濯・育児に教育、更には親戚や近所との冠婚葬祭など、楽しもうとするとエキサイティングだ。

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2009年9月8日更新

主夫業は計算が大事

 自営だったので収入は不確実だったが、もしサラリーマンなら収入は計算できるはず。その中から将来の予定予算を除き、可処分所得の配分を考える。当然ながら予想外の不確定要素もある。主夫業の醍醐味は、この計算出来ないファンクションの存在にこそ、最大の面白さである。もし専業主夫なら、自分はかなり立派な主夫になれると思うのだが・・・その割には、まあ、いつもスッカラカンだが。

 常に付き合いにおいての記録も必要になるだろう。家計簿 icon慶弔記録 iconの必要性については、次稿記録を付けように廻すことにして・・・

主夫(主婦)は裁判官ではなく詐欺師がいい

 一家を構えると(何々組では無くてもね)、家庭内をまとめるのみならず、対外的交渉術も必要になる。どちらが正しく間違いなのか、そんなことは個人の心象に任せれば良い。「進みては勝ち、利有れば退く」というような事を学んだ。確実に勝てる状態に持っていってから戦いに望む。しかし、戦いでの勝利と退いての益を考慮し、人と物との損するを望まない。人心を掌握するのは正邪の峻別よりも、「和」が大事だと思う。多少の詐欺師的素養も大事だと思うのだが。「攻められる事が無いよう願うのではなく、自分の居る所は攻め来る事は出来ない」という、孫子の兵法を自然に実践している女性はエライ。

井戸端会議は間者の養成場所

 井戸端会議をバカにする風潮もあるが、井戸端会議は情報収集の場であり、間者の育成場所でもある。世間を制するものは井戸端会議を制するとも言える。主導権を握っては嫌われ、聞いてるだけでは情報は得られない。ここいらの具合がまだ分からない。女性には天性の間者としての能力が備わっているようだ。このへんは未だに理解できないで居るのだが。

 新しく所帯を構えた場合、積極的に井戸端会議には参加すべきだと思う。地域の各種の情報や、地域独自の行事や冠婚葬祭に関しての事も教えてもらえる。二人とも働いている場合などは、参加は難しいところもあるが、出来るだけ少ない機会でも利用したい。ただし、最初から出過ぎる事には特に注意しなければいけない。

主夫業は融通無碍・変幻自在で

 主婦の発言を聞いて驚くのは、あまりにも変化が大きく、雰囲気で変わってしまう事だ。節操が無いように感じるくらいに、男には理解できない。最近少しずつ分かってきたのだが、実は女性の能力は広くて、同時並行でこなしながら、状況変化に応じて進め方を変えている。男性の場合は、傷害物に当たると簡単にそこで止まって、ムダに思えるくらいに悩み始めるようだ。女性は状況が変わるまで、何事も無かったように別の事を進める。融通無碍というか変幻自在というべきか、この偉大な能力を学ばなければいけない。「女心と秋の空」というが、とんでもない事だ。その変化の大きさ許容量の大きさこそが、家庭と社会を支えている。

 バブル崩壊以降、毎年1年間に3万人を超える男性の自殺者が出ているようだが、女性特有の「水は方円に従う」という柔軟さが、男性には足りなかったのではないか。不肖、自身の事を考えるときに、収入の激減よりも、単なる自己主張の様な、自己実現が出来ないという事にのみ拘っていたように思う。女性の変わり身の早さ、拘りの無さに学んで、随分と考え方が変わったと思う。

冠婚葬祭等は義理は通すがスジは通さず

 主婦の生き方、というか、冠婚葬祭に関しての言動・ご意見には実に納得させられる。主夫を行う者は、この主婦の実に合理的というか、自己中心というか、不可思議千万な事を理解し、実践できるようにしなければならない。どのような時にも義理は通す。記録に残してでも、決して忘れない。これこそ勝手な事を言っていても、何となく許されてしまうのは、人の生き方に義理を通す事で最低の「和」を築いてきた。しかし、物事のスジには拘る事はないようで、これが義理という窮屈にならないための、心の自由さを作っている。

 多くの冠婚葬祭の儀式は、農耕社会の日本独特の物かも知れない。更にそれらの度に物品が動き、決まり文句がある。その儀式を守ることによって、「和」が保たれていくように思う。普通の人よりも若い時期から、特に葬儀には多く出てきたので、それなりに各地域毎の知識が身に付いてきたと思う。しかし冠婚葬祭に関しては、スジを通す事ばかりを考えてきたようだ。本当は、あまり難しく考えないで、もっと柔らかく考えなければいけない。まあ、それはどのように考えるかは別にして、経験からの「冠婚葬祭」などについても別稿で考えたい。

主夫業は恥ずかしくない

 「大変ですね」とか、「お宅の旦那、借りたいわ」など、多少の侮蔑を含んで言われたことがあるが、主婦業は立派な仕事であり、主夫業も恥ずかしいことではない。これからの時代を考えれば、結婚後は互いに得意分野や、必要に応じて家事の分担を行うのは大切なことだ。自営ならば夫を手伝いながら、また結婚後も働く女性も増えているので、主夫業は互いを理解し合う素晴らしい事と思う。女性自身が女の仕事を侮蔑してはいけないと思うが、そうは言いながらもパートでも正社員になっても、それなりに家庭も頑張る姿を見ると、まだまだ女性の力を理解してないのかも知れない。


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